ゆきの工房・ノベルのイクシア・Hシリーズ:グッドナイト7 地獄に仏

ノベルのイクシア
Hシリーズ
グッドナイト7 地獄に仏
掲載日:2021/09/24
著者:黄金のラグナデーモン108世 様
レイジの頭上には雲一つ無い空がどこまでも広がっていた。


しかし現在の彼の胸中はそんな爽やかな光景とは無縁の疲労と苛立ちに満ち満ちていた。



(不良品でも飲んじまったのか?くそ……)



レイジの下には一面の砂が広がっていた。


いや下だけではない、前にも後ろにも、右も左もただひたすら砂ばかりだった。


そう、彼は眠りに落ちてからというもの延々砂漠を歩かされているのである。


現状レイジの全身を包み込む暑さは地獄という表現すら生温く、汗の雫が次々と彼の体表から生み出され、砂上へと落ちていき、そして蒸発する。


地獄と言えば、暑さと遥か遠くで揺らめく陽炎がかつて地獄谷へ赴いた時のことを想起させた。


行けども行けども、いつものようなエロいイベントどころか人っ子一人見当たらない。


じりじりと日に照らされ上昇する体温に比例して、苛立ちもぐんぐん募っていく。






(これじゃあグッドナイトどころかバッドナイトだよ……ん?)





果てしなく広がる砂の海の端で、辺りから浮きまくっている緑色が目に入った。


それがオアシスだと瞬間的に判断し、走り出した彼の頭の中からは『蜃気楼かも』などと考える余裕と冷静さは既に失われていた。


無事目的地へとたどり着いたレイジは頭を直接水中へ突っ込み、冷たい水を喉を鳴らしながら飲んでいった。


間も無く頭を空気中へと戻し、ぷはーっと一息つき



「しっかしホントどうなってるんだ?本当に不良品なのか?」



右手の甲で口元を拭いつつ、ぼやいた。




いっそ頬を強く抓って無理矢理目覚めようか?
そんなことが出来るのかどうかもわからないが、本気でそんなことを考えたが





「あら」

「レイジくんじゃない」





よく聞き馴染んだ2つの声がそれの実行を阻んだ。



「リナ……ルナ……」



不意の登場にレイジは呆けたように彼女達の名を呟いた。
目の前で太腿までを水に沈めて佇む二人は裸を見られているのに平然としていた。



彼女達の裸はこれまで何度か見てはいるが、今の二人の肌はいくつもの水滴を纏って煌めいており、レイジの情欲を強く掻き立てた。



その艶姿に見入っていると、やがて二人は意味深な笑みを浮かべながら接近してきた。



「レイジくん、とっても硬くなってる」

「しごきがいがあるわね……」



そして、いきなり息子を手でしごきだした。




そこで始めてレイジは自分がいつの間にか全裸になっていたことに気付いた。
前にも同じことがあったため、そのこと自体にはさほど驚かなかったが







(うおおぉっ!?こ、これは……!!)



2人の手が織り成すコンビネーションが並々ならぬ快感を生み出し、神経を通じて体中を駆け巡る。
その事実の方がよほどレイジにとって驚嘆に値した。


空腹の時の食事がとりわけ美味いのと同じ原理だろうか?
先程までの地獄のような状況が、この快楽を引き立てるアクセントとなったようだ。




「レイジくん、とっても気持ち良さそう……」


「震えるレイジ……結構可愛いわね」





先端部をリナの柔らかな指先が優しく撫でた。

それがさらにレイジの快感を高め、その刹那頭の中で何かがはじけたような感覚がした。











だが



(あ、あれ……?)


射精感は十二分に高まったはずなのに、何故かその先の『行程』へと続かない。


まるで魔法か何かで止められたかのように。


ふと以前にも射精寸前でリナに止められたことがあったのを思い出した。







「ふふっ、まだまだよ。もう少し楽しませてもらうわ」



どうやらこの奇妙な現象の理由はリナにあるらしい。
ここは夢の中なので、彼女のイクシアというわけではないだろうが。



「ごめんねレイジくん。姉さんが意地悪して」



ルナが申し訳なさそうな声で謝罪するが、すぐに笑みを浮かべて



「代わりにもっと気持ち良くしてあげるから」



両手で谷間を強調しレイジに迫る。



「私もね」



リナも同様にし、間もなくふくよかな4つの乳房がレイジの肉棒を包み込んだ


(うおおおおおおおおっ!!まさかのダブルパイズリ!!!)



男性にとっては夢のようなシチュエーションにレイジは目を見開き、心の中で猛烈に雄叫びを上げた。



「迷いの森の時のことを思い出すわね」



「あの時は……随分……搾り取られたよ……なぁ……」



相も変わらず全身を流れ続ける快楽の洪水のせいでレイジの言葉は途切れ途切れになってしまう。



「姉さんったら……」



「あら、ルナだってあまり人のことを言えた義理じゃないんじゃないかしら?」



「確かに……あの時のルナも……すごかった……よなぁ……流石姉妹だって……実感したよ」



「うぅ……」



初めての時を思い出したのか、ルナの顔が真っ赤に染まる。





「ま、横道にそれるのはほどほどにして……と」



リナの言葉が終わるのとほぼ同時に、レイジの全身がビクっとなった。
彼女の舌先がレイジのペニスに触れたためだ。



「わ、私も」


ルナも負けじとペニスを舐め始める。





4つの乳房と2つの舌がもたらすあまりの快楽に、レイジは意識どころか脳味噌ごと吹っ飛びそうになった。




「う……く……おおおおおおっ!!」



砂漠に響く咆哮と共に先程までどうやっても出なかったのが、まるで栓が抜けたように白濁の噴水をぶちまけた。
勿論、至近距離にいた御門姉妹にはたっぷりと白いメイクが施されることとなった。





「はぁ……はぁ……」





レイジが呼吸を整えていると、二人がやけに熱っぽい視線を向けているのに気が付いた。



まさかと思い、下に目を向けるとそこでは逸物がかつてハイパー馬並みドリンクを飲んだ時並みに肥大化し、反り繰り返っていた。


今回の夢はいつも以上に何でもありのようだ。



「お先にっ!」


言うが早いかリナが飛びつき、先端を口に含んでしゃぶりだした。


「姉さん、ずるいわよ!」


とルナが軽いタックルをお見舞いし、亀頭をリナから奪い取ると同時に口に含む。



「ルナは側面を舐めるだけで我慢しなさい!」



リナも負けじとルナに体当たりをかまし、奪い返す。



(うおおっ……これはまた……!!)




美人二人が自分のペニスの争奪戦を繰り広げるという、男性にとっては夢のようなシチュエーションがレイジの興奮と快楽を高みへと押し上げていった。






そんな折レイジの手がふと勝手に動き出し、それぞれの乳房を鷲掴みにした。




「ひゃんっ!」


ルナが可愛らしい悲鳴を上げ


「レイジ……」


リナは冷ややかな視線を向けてきた。



「いや……これは……その……」


どうにか言いつくろおうとするレイジだったが



「……気にすることないわよ。貴方に胸を揉まれるの、嫌じゃないし」


「私も。むしろもっと揉んでほしいくらい」





と、二人が言葉をかけたことで事なきを得た。



その後もしばし続いた争奪戦はひとまずリナの勝利に終わり、ルナは側面を丹念に舐め始めた。






間も無く二度目のフィニッシュが訪れ、リナの口内にたっぷり白濁を注ぎ込み、溢れた精液がリナの口元を白く染め上げた。



「ふふっ、ごちそうさま」




精液を飲み下したリナが過去見たことが無いくらいにっこりとした笑みを浮かべて、満足げに言った。




「じゃあ、次は私ね……」



と蕩けた表情のルナが咥えようとするが



「だーめ。これからおかわりするんだから」



一足早くリナが先端を奪取した。



「姉さん、いくら何でもひどいわよ!!」



その後も姉妹による争奪戦は続き何度目かわからない射精の後、視界が暗転した。





「はっ……!!」




暗い室内で、レイジは意識を覚醒させた。


先刻までの地獄以上の暑さとは無縁の、冷房がよく効いた自室のベッドの上だ。

時計を見ると、時刻はまだ夜と言っていい時間帯だった。



総合的に見れば満足の行く夢ではあったが、毎度毎度ああいうシチュエーションでは身が持たない。



(悪くはなかったけど……こういうケースはほどほどにしてもらいたいものだな……)


フッと笑みを浮かべつつ、心の中でそうごちると再び眠りについた。