ゆきの工房・ノベルのイクシア・H(Hard)シリーズ:アナザーソロモン

ノベルのイクシア
H(Hard)シリーズ
アナザーソロモン
掲載日:2020/06/05
著者:黄金のラグナデーモン108世 様
風の渓谷に聳え立つ塔の主・ソロモンに敗れたレイジ達は拘束され、道具として扱われることになった。



男性陣はモルモットとして。

女性陣は洗脳を施された上でガーディアン達の性処理道具として。










そして今日もまた、塔の住人である彼らの伽の時間が始まろうとしていた。









「うふふ……今日もおちんちんが一杯ね」

「毎日毎日、よくやるわね……でも、嫌いじゃないわよ。そういうの」




塔の番人たる魔獣達に囲まれてルナは優しげな、リナは妖艶な笑みを浮かべる。
当然の如く二人は全裸である。







魔獣の一体が早速ルナに飛びかかり、怒張を強引に膣へと突き入れる。



「ああんっ!激しい!!……でも、好きよ」



その言葉と共にヒトの平均より二回りほどは大きいそれによるピストンが始まる。




「あっ……あっ……ああっ!!」


突き込みが子宮に達する度に甘い声が響く。

かつては仲間のために様々な歌を歌っていたルナ。
今その口から紡がれるのは歌声ではなく喘ぎ声である。


その蕩けるような調べにタガが外れたのか、別の魔獣が逸物をルナの口にねじ込む。


「んむっ!!?」


不意の口内への乱入に対し、一瞬目を丸くするもののすぐに目を瞑り、舌による愛撫を開始する。







リナの方では魔獣が彼女の豊満な乳房をわしづかみにし、己の逸物を谷間に挟み込み、その柔らかさを堪能していた。

「うふふ……がっついちゃって……可愛い……ご褒美に……」

そう言って少し先端をテイスティングした後、舌で奉仕を始める。



彼女の両の掌にも逸物が収まっており、10本の指や手首を巧みに扱いながら魔獣達へ快楽をもたらしていた。


そしてリナの尻に敷かれるような形で中に入れている魔獣もいた。




二人の膣で、口で、そして掌で魔獣達の男根が膨れ上がるまでにそう時は要しなかった。




「さあ出して!いつもの様に、私たちをあなた達の色で染めて!!」




リナの号令とともに、情事に耽る者全員が果て、6本の男根が同時に精を吐き出す。
むせかえるような魔獣の精液の臭いが室内に充満する。





逸物が抜かれ、口が自由になったルナは口内に吐き出された精液を極上の美酒のように美味しそうに飲み下す。


「おいしい……」


そして恍惚の表情で感情を吐露する。



「本当。その通りね……」


彼女の姉が胸についた精液を舐めとりながら同調する。
3体分の精を浴びた彼女の体は、真っ白にデコレートされていた。







「さあ、次はだぁれ?」

「遠慮しないで。ソロモン様の魔術でいくらでもい・け・る・か・ら……」


うっとりした表情の二人からの言葉を受け、次の魔獣達が彼女たちに覆いかぶさる。



名門・御門家の出の退魔士であった二人の姉妹はもうこの世にはいない。

ここで魔獣の精液に塗れ、悦楽の笑みを浮かべているのはかつてそうで『あった』というだけの二人の売女(ばいた)であった。









ある日のこと。
ただサヤ達を抱くことに飽きた魔獣達は主であるソロモンの協力を得て、ちょっとした余興を試みる事にした。


御門姉妹を除き普段はそれぞれ別々のフロアに配置している彼女達をこの日は1か所に集めたのだ。



そして集められたのは彼女達だけでなく……




「サヤ……レミ……」



姿にも声にも、人間であった頃の面影がほとんどなくなったレイジが涙を零しながら想い人と妹の名を口にした。




それが再会への歓喜の涙であったならばどれほど良かっただろうか。






ソロモンが指をパチンと弾くと、レイジ達3人は己の意に反して前に……群衆のど真ん中にいるサヤ達の元へと歩みだす。






レイジ達はこのフロアへ来た時、てっきり彼女たちが魔獣に嬲られる様を見せられると思っていた。



だが彼らに待っていたのはそれすらも上回る絶望であった。







「お久しぶりですねレイジさん。今、気持ちよくしてあげますからね」




サヤが仰向けになったレイジに馬乗りになり、レイジの物を膣に入れて腰を動かし始める。




他の4人もそれぞれカイとクウヤに群がり、それぞれ行為に及ぶ。






ソロモンは実に残忍な性格の持ち主であった。
彼はレイジ達男性陣の肉体に様々な改造を行い、己に逆らえないようにする細工も施したが記憶にだけは手を加えずにいたのだ。


いずれこうした研究に使うために。



配下にとっては余興であるこの催しも、この魔王にとっては研究の一つでしかないのだ。


この日の研究のテーマは『人間の心の強さ』


地獄のような激痛を伴う実験の数々にも決して屈しなかった彼ら3人の心を彼女たちを使って折る事は出来るのか?





「やめろ……やめてくれ……サヤ……」




レイジは己の上で愉悦の笑みを浮かべながら上下運動を続ける彼女に必死に懇願する。


自分とは違い、サヤは容姿も声もソロモンに挑んだあの日のまま変わってはいない。


だがその心は……地獄に身を投じるほどに愛し求めた彼女のものではなくなっていた。




「どうしたんですか?レイジさん、私とHするのあんなに好きだったじゃないですか。おちんちんもビクビクしてますよ?」





だが心がどれほど拒んでも、体は反応してしまう。

その事実がただひたすらに悲しかった。








「ほーら……カイも……」

「やめろ!リナ!ルナ!正気に戻るんだ!!」


カイは振りほどこうと暴れようとしたが、事前にソロモンに投与された薬剤のせいでうまく力が入らなかった。


「遠慮しないで。対魔戦争からの付き合いじゃない」

「カイさんのおちんちん……レイジくんのよりも立派ですね……ふふふ……とっても素敵ですよ」



カイは自分とは反対の色の髪を持つ姉妹の4つの膨らみにペニスを挟まれ、扱かれながら2枚の舌による奉仕を受けていた。

「くっ……よせ……」

姉妹の極上の奉仕の前に、すぐにカイは声をあげ、先端からカウパーを滲ませた。


「カイさんの……すっごくいい匂い……」

「その反応……カイってやっぱり童貞なのね?堅物のあなたの事だから恋愛もしたことなかったんでしょ?」

「溜まってるととっても苦しいんですよ……私もよくわかります……だから、一杯気持ちよくしてあげますね……」


そう言ってルナはリナの顔を押しのけるようにしてカイの男根を口に咥えた。

いや、咥えると言うよりは貪ると言った方が正確だろう。


「んむっ……んぐ……んんっ!」

「うっ……あぁっ!!」


舐めるよりも数段上の快楽の奔流に盛大に叫び声をあげてしまう。

恥も外聞もない妹の痴態にリナが呆れ顔になる。

「もうルナったらがっついちゃって……次は私の番だからね?」











「やめろ!レミ!カレン!」

「だ~め。やめてあげない」

「クウヤさん。据え膳食わぬは男の恥、ですよ?」


にやにやと笑みを浮かべながらレミとカレンはクウヤの逸物に指を絡ませる。
2人の指使いにたちまちクウヤは身をのけぞらせる。


長い間ガーディアンの精処理をさせられたお陰で彼女達全員の男の精を搾り取り、快楽をもたらす技術は名人といってもいい領域に達していた。


異形に身をやつしながら、今なお亡き婚約者を想い続けるクウヤさえも抗えぬほどに。


「そんなに悲しい顔しないで?私クウヤに結構感謝してるんだから、これはそのお・れ・い」

「私も、クウヤさんには感謝してるんです。だからこの気持ち、ちゃーんと受け取ってください」






3か所で行われる見世物を塔の住人達は心底楽しそうに眺めていた。










昼も夜もわからない塔の中。
連れて来られてどれくらいの時間が過ぎただろうか?



その間どれだけの水音と喘ぎ声が響いただろうか?















入れ替わり立ち代わり、手を変え品を変えサヤ達は3人にありとあらゆる快楽地獄を与え続けた。


その過程で3人が吐き出した白濁によってフロア中央はほぼ埋め尽されていた。



ギャラリーの大半が飽きてその場を立ち去った後も、彼女たちは情事をやめる事はしなかった。






「私、カイさんのおちんちん好きになっちゃいました……」

カイのペニスをキャンディーのように舐めながらレミが言う。

「駄目よレミちゃん、カイさんはこれから私がたっぷり愛してあげるんだから」


ルナがカイの背にしなだれかかり豊かな双丘が潰れるほどに押し付ける。



「ふふふっ二人ともお似合いよルナ、カイ。姉として、戦友として心から祝福させてもらうわ」

「……じゃあクウヤは私がもらうわね」

クウヤのものに絡めていた舌を離し、銀の糸を引かせながらカレンが宣言する。

「いいわよ。でも、たまには私もご相伴にあずからせてね」

「もう姉さんったら……あぁ……それにしても早くカイさんの子を孕みたいわ……待ち遠しい……」




和気藹々と語らう彼女達とは対照的に、カイとクウヤは光を失った目で呆然と虚空を見つめていた。






















「レイジさん……そんなになってしまっても、私は愛してますからね?」




己の股間に逸物を入れつつレイジに抱き着いたサヤは優しい声でそう囁いて、これまで何度もそうしてきたようにレイジに己の唇を重ねた。






「私、レイジさんの子供……たぁっくさん産みたいです」






何故、彼女を守れなかったのか?




何故、自分達の力量も考えずにソロモンに挑んだのか?




悔やんでも悔やみ切れないその思いが彼の顔に2つの極めて小さな滝を作り出した。